マツナガです。
完璧なんか必要ない。
もちろん完璧の方がいいんだけど
それを求めるあまり世の中の人が
うつになったり、腹が立ったり
むしゃくしゃしたりヤケクソになったり
求め過ぎもよくないわけ。
もしかしたらこの考え方が
人生で一番大事な心構えに
なるかもしれない。
「完璧主義者」
つまりパーフェクトを求める人。
でも実は世の中って
完璧なんか存在しなくって
どんなに念入りに時間をかけて
タップリ何かをやったとしても
最終的には完璧にはいかない。
そもそも「完璧」は
存在しない概念なんだよね。
私達は幼い頃から
学校教育で点数で自分の
評価をする習慣が身についている。
物事を数字で見るように
教え込まれているわけだ。
そして、数字で物事の
良し悪しを決めたり
１００点満点に近づいたら
褒められるし０点に近づいたら
怒られるという考え方の
訓練というか洗脳を
幼児期からもちろん
私達の大人もそれが
正しいと洗脳されるわけ。
数字や数学なんて
人間が勝手に発明した
あくまでツールであり
数字は一つの思想であり
自分を理解したり
物事を表現するための
道具の一部でしかない。
人間が発明した数字を使って
自然を完璧に表現することは
不可能なのは色々な科学者も
証明しちゃってるわけ。
そもそも完璧主義者に
なってしまうのは数字で
物事を見ることが原因で
その結果「失敗」
という概念も刷り込まれていく。
赤ちゃんなんか見ていると
一生懸命ハイハイをしていて
そして数ヶ月後には立ち上がって
歩くことを覚える。
しかし初めはうまく行かなくって
転んだりよろよろしたりする。
でもそんなことは
「失敗」とは認識しない。
完璧に歩くことに失敗して
延々と嘆いたり自己嫌悪に陥ったり
投げやりになったり
もう歩くことを諦めたりはしない。
すぐに諦めたりする
赤ちゃんがいたらちょっと恐い。
世の中には失敗も成功もなくて
自分がやろうとしていることを
数字で評価したり良し悪しを
決めるものでもない。
でも大人になるにつれて
点数制で自分を評価することを
身に付けてしまい自分の
行動を失敗とか成功とかの
概念でカテゴリー分けする
習慣を持ち始めてしまう。
それが不幸の始まりでもある。
数字は一つの道具であり
目安として使用するのは
とっても大事なことだけど
必要以上にとらわれると
人生の全体の流れが
見えなくなってしまう。
私のお客さんでも
毎日血圧を測りまくって
少しでも「正常値」を
越えていようものなら
ものすごい形相で
降圧剤を急いで飲み始めたり
すぐさま病院に走ります。
まるで取り憑かれたように
四六時中血圧の数値の
ことを考えまくって
「今日は数値が〇〇だから～」
と言います。
その方は「正常値」を「完璧」
と誤解してしまっているんだよね。
そしてその完璧を追い求めて
維持することに執着し初めて
この限られた人生の時間を
無駄に使ってしまっている。
時間だけでなく精神も
感情にも負担がかかってくる。
完璧主義者は不幸の始まりだ。
完璧なんて存在しないと
考えれば全体像が見えてくるはず。
伝えたいことはたったひとつ。
それは
「完璧を求めずに人生を楽しもう！」
ということだけ。
しかめっ面で自分に厳しくしたり
自分を攻めたり、むしゃくしゃせずに
人生を笑い飛ばして生きて欲しい。
１００％なんか存在しない。
８０％で充分すぎるぐらい。
昔からなんでもほどほどが
幸せとか言いますよね。
それ以上を求めるのは
自分の首をギューギュー
締め付けるのと同じ行為だ。
自分に優しくなったら
他人にも優しくなれますよ。
８０％で充分すぎるぐらい。
きっとうまく行きますからね。
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