さて、何回かに渡ってムチ打ちについてお伝えしてきた。
「で、マツナガさん、結局ムチ打ちって何なんですか?」
なんて質問が出る前にここらへんで一度まとめておこう。
ということで今日はムチ打ちの総集編。
ムチ打ち損傷は、
”外傷性頚部症候群”なんて呼ばれたりしている。
ちなみに〇〇症候群というのは、
「この病気は原因が分かりません」
という時にお医者さんがつける名前。
なんとも都合がいい名前があるもんだよ。
こんな名前が認められているから、
本質が分からない病気にも立派な病名をつけることが出来るというわけ。
まっ、その話はここでは置いておいて、
今までムチ打ちの原因として伝えてきたのは大きくわけて2つ。
1.こころの損傷
2.頚椎の損傷を伴わない、首を支える筋肉の軽い損傷
実は、後から痛みがでたり、悪くなってしまうのは、
”こころの損傷”のタイプ。
例えば、赤信号で停車中に突然後ろからドカーンと追突されたとしよう。
さいわい命に別状もなく重症でもなかった。
でもそのショックや恐怖というのは、計り知れないものがあるよね。
そんな人は、たいがい物事を冷静に判断できなくなっている。
要するに、自動車や自転車などの物損事故の大きさと、
自分の体の損傷の大きさの区別がつかなくなってしまっているんだ。
それほどのショックと恐怖というわけ。
実は、事故の後に”急性ストレス障害”の
状態になってしまっているのも珍しくない。
よく話を聞いてみると、
事故後に大きい音が苦手になっていたり、
車の運転がストレスになっていたりするんだ。
その中でも、一番やっかいな症状は不眠。
夜中にたびたび目が覚めるといった
中途覚醒のタイプの不眠がほとんどの人で起きる。
もし、あなたのお店に過去なんらかの事故を起こした後に、
体の不調を訴えている人がいたら、こんなことについても聞くようにしよう。
<体の損傷>
それともう1つの原因として起こるからの損傷。
体の損傷の中でも実際に起きているのは”頚部挫傷”。
あなたもご存知の通り、
頚椎は色々な筋肉によって守られている。
たとえ不意をつかれたとしても、
筋肉は防御収縮(覚えているかな?)をして頚椎を守るように反応する。
そして、頚椎を守った結果、
筋肉が傷むというわけだけど、
守りきれなかった場合は頚椎の捻挫などの
頚椎の損傷となるわけ。
ただし、ここで注意しなければならないのは、
この頚椎捻挫などの損傷とムチ打ちはまったく”別モノ”ということ。
間違わないように。
じゃいったい、実際に捻挫を起こしている関節はどこなのか?
それが第1、2肋椎関節だ。
肋椎関節は、肋骨と胸椎との関節。
首に負担がかかったときに、
テコの原理で大きな力が加わるのは、
実はこの第1、2肋椎関節というわけ。
肋椎関節は、呼吸による胸の上下運動に関係している関節。
呼吸をしない時はないのと同じように、
肋椎関節も常に動いている。
ただ逆に、常に動かしているので、
自分で動かしている感覚のほどんどない関節でもあるんだ。
<見分け方>
じゃ、どうやって肋椎関節を関節を傷めているかどうか確かめればいいのか?
それには、そってもいい方法があるんだ。
それは、肩をすくめて大きく起きを吸い込んでみよう。
この時に、肋椎関節を傷めているようなら。
背骨が痛いような違和感を感じるはず。
また、この動きを応用して、
肋椎関節のストレッチも行うことができるんだ。
少し紹介しょう。
ステップ1:肩をできるだけ上に持ち上げる
ステップ2:そのまま肩が下がらないようにできるだけ後ろに引く
ステップ3:限界がきたらできる大きく息を吸い込む
スッテプ4:最後に息を吐きながら肩を下ろす
この運動は肩こりにもとても効果的。
ぜひ、試してみよう。
さて、いかがだったかな。
何回に渡ってムチ打ちについてお伝えしてきた。
これは、どんな病気にも言えることだけど、
まずは原因をしっかりと見極めること。
それをしないと、治る病気も治らなくなってしまう。
まずは、しっかりと土台となる知識を身につける。
そのほうが絶対にあなたの技術も輝くはずだ。
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