タイトルを見て「え、そんなわけないじゃん！」
って思ったかもしれないね。
でも、これは本当のことなんだ。
とは言っても、
運動をすることに意味がないとか、
そういったことじゃなくて、
しっかりと痩せるメカニズムを理解していないと
損をしてしまうよということ。
まったくどういうことが分からないね（笑）
もう少し説明していこう。
例えばあなたが、１周間に２～３回のジョギングをしているとする。
だいたい、５キロを２５分くらいのペース。
実際に走ったことがある人は分かると思うけど、
このペースは決して楽なペースではないんだ。
で、このペースで走ると消費カロリーはどのくらいになると思う？
１０００キロカロリー？
２０００キロカロリー？
いやいや、せいぜい４００キロカロリーだ。
コンビニのおにぎりで約２個分。
びっくりした？
何が言いたいのかというと、
運動で消費できるカロリーって
ごくわずかなんだ。
もし、運動だけでその都度カロリーを消費しようとすると、
毎日毎日結構な運動をいなければならない。
あなたはそんなに運動を続ける自身がある？
ないよね（笑）
私もそんな自信はない（笑）
でもね、実際には、
１週間に２～３回運動を続ければ
痩せていくんだ。
＜なぜ痩せるのか？＞
痩せるポイントは、
筋肉細胞中のブドウ糖輸送体の数。
食事をすると血液中のブドウ糖が増える。
そして、インスリンが分泌される。
インスリンは、筋肉細胞にしまってあるブドウ糖輸送体と
脂肪細胞の中にしまってあるブドウ糖輸送体に働きかける。
この時に、筋肉細胞中のブドウ糖輸送体がたくさんあれば、
当然、ブドウ糖はどんどん筋肉細胞の中に摂り込まれていくよね。
少し前に話したけど、
食事は基本的に食べだめシステムになっている。
その蓄えが方が肥満になるか、ならないかの分かれ道なんだ。
つまり、脂肪になるか、筋肉になるかどうかは、
筋肉細胞内のブドウ糖輸送体の”数”にかかっているということ。
その筋肉細胞内のブドウ糖輸送体の数を増やす方法が、
定期的な持久トレーニングというわけなんだ。
わかったかな？
＜預金で考えてみると…＞
わかりやすくするために、
グリコーゲンと脂肪の関係を
預金で考えてみよう。
グリコーゲンが普通預金で脂肪が定期預金。
普通預金と定期預金の説明はいらないと思うけど、
普通預金はいつでも使えるお金。
定期預金は、勝手に貯まって滅多に使うことがないお金。
そんなイメージ。
で、定期的にトレーニングをすると、
筋肉細胞のグリコーゲンを使い果たしてしまう。
いわば、普通予期なら引き落としが増えた状態。
例えば、家を購入して月々のローンが増えたから、
定期預金（脂肪）に回すお金（ブドウ糖）を減らして、
普通預金（グリコーゲン）に回すお金（ブドウ糖）を
増やさなければ…」という感じ。
本当の生活ではよくないけど、
実はこれは体にとってはとってもいいことなんだ。
どういう事かというと、血糖値の側からみると、
同じ量のインスリンでも血糖値が”より下がる”ということ。
だから、運動を定期的にすることで、
健康な人はではインスリンの分泌量が減る。
ということは、糖尿病の患者さんでは、
薬やインスリンの使用料を減らすことができるというわけだ。
され、どうだったかな。
今日は、運動をして痩せるメカニズムについてお伝えした。
運動をしても消費できるカロリーはたかがしれている。
でも、運動の量が問題じゃなくて、
痩せるポイントはいかに筋肉細胞内の
ブドウ糖輸送体を増やすことができるか。
それには、運動をコツコツ続けるしかないんだ。
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