「もっと安くしてよ。どうにかならないの？」
「仕事が長引いて…閉店後でも診てもらえないの？」
「あそこのお店はこんは風にやってくれたのよ。同じようにやってよ」
「カードは使えないの？じゃ、支払いは次回にしてちょうだい」
「ちょっとこの日しか来れないのよ。休日でも対応してよ」
なんて言われたことはないかな？
こんなことを言われても、
きっとあなたこう答えてしまうんだ。
「はい。いいですよ」
ってね。
そんなあなたの気持ちは分からないでもない。
特に売上が少ない頃なんかは、
「今月はちょっと売上が少ないな…」
「多少は無理をしてもいいか」
なんて思ってしまう。
でも、この判断が大事故のもと。
今日はそんな”お客さんに振り回されてしまう”あなたのために、
私が考える１つの基準をお伝えしよう。
＜基準を作る＞
個人でお店をやっていると
（特に１人でやっている場合）、
どうしてもお客さんの影響を受けてしまいがち。
もちろん、
「このお客さんのために誠心誠意がんばろう」
といういい影響なら大歓迎。
でも、残念ながら。
「この人が来るとモチベーション下がるんだよな」
なんて人もいるよね。
正直言って私にはいた（苦笑）
それでも、お店側に迷惑をかけるだけならまだいい方。
本当に悪い影響だと、
他のお客さんにたちにまで
影響を及ぼしてしまう可能性もあるから要注意。
私と違ってきっとあなたは”良い人”だろうから、
「みんなの要望に応えたい」というのが本音だろう。
でもね、さっきも言ったけど、
お店全体、他のお客さんへの影響、
お店の将来のことも考えて「ダメなものはダメ」と
毅然とした態度を示そう。
とは言っても、あなたはきっとこう思っているはずだ。
それは…
「そんな事を言ったらお客さんから怒られないだろうか…」
「悪いうわさが広まったらどうしよう…」
「もう二度とお客さんが来なくなってしまわないだろうか…」
なんて。
もちろん、そういったリスクもある。
でもね。
あなたは、お店の経営者なんだ。
だから、最終的にはあなた自身で基準を設ける必要がある。
お客さんの要望に全て答えるのもお店作りの１つ。
逆に、お客さんをしっかり教育するのもお店作りの１つだ。
どんなお店にしたいかはあなた次第。
＜こちら側の都合＞
基準といっても、
どんな基準を作ったらいいのか
わからない人もいるだろう。
というわけで、私が考える基準を少しだけお伝えしておこう。
ぶっちゃけ、基準なんてものは、
”こちら側の都合”で全然OK。
私なら値段の要望は完全にアウト。
「おまけしてよ」なんて言語道断。
そんなお客には、
「うちの施術の価値がわからないようならお代は結構です」
と言って、逆にこちらから帰ってもらうね。
なぜなら、個人治療院の場合、
１日に診ることができる人数に限りがある。
ということは、１人当たりの単価を下げてしまうと、
確実に売上の数字に響いているというわけ。
それともう１つの理由が時間。
いっつも予約時間に遅れてくる人っていない？
逆にものすごく早い時間から来る人とか。
そんな人にも私は必ず注意をする。
こういったことって、初めは何となくカバーできるんだ。
でも、あなたのお店が繁盛してくると、とっても邪魔な存在になる。
ジワジワボディーブローのように効いてくる。
まして、スタッフなんか雇うようになったら、
こういったルーズな習慣は２倍にも３倍にも負担になる。
スタッフの面倒もみないといけないし、
お客さんの面倒もみなければならなくなるから。
注意した方がいいね。
さて、どうだったかな。
今日は、お客さんの基準についてお伝えした。
基準を設けるのは、経営者であるあなた次第。
でも、ここで忘れてはならないことは、
「他のお客さんの迷惑にならない」
「売上を減らしたり、ルーズな習慣とつけない」
この２つ。
これだけは基準と持っておいてそんはないね。
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